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『FOYER ALMA (ホワイエ アルマ)』のはなし

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【第二回】当店で販売しているアンティーク食器を種類ごとにご紹介します。

こんにちは!FOYER ALMAスタッフのhananoです。
今回も、当店で取り扱っているアンティーク食器について種類ごとにご紹介していきます🍴

今回ご紹介するのは同じくフランスの ショワジールロワ(choisyleroi)です🕯️

パリ近郊の陶器の町から生まれた美

ショワジールロワは、フランス・パリの南に位置する小さな町「ショワジー=ル=ロワ(Choisy-le-Roi)」で19世紀に栄えた陶器メーカーの名前です。この地名自体がそのままブランド名となっており、陶器好きの中では「ショワジー」と呼ばれることもあります。

この町では18世紀末から陶磁器の製造が始まり、とりわけ1836年に創業された「Hippolyte Boulenger(イポリット・ブランジェ)」による工房が有名です。ブランジェは、ショワジールロワ陶器製作所をフランス有数の陶器ブランドへと育て上げ、アール・ヌーヴォーやアール・デコ期にかけて多彩な作品を生み出しました。

優雅で繊細、でもどこか温かみのあるデザイン

ショワジールロワの食器の魅力は、なんといってもその優美な装飾。ブルーやグリーン、セピアなど落ち着いた色調で描かれた植物模様や田園風景、時には古代ギリシャ風の人物画など、どこかノスタルジックでロマンティックな雰囲気が漂います。

一枚一枚手作業で転写された図柄は、時を重ねるごとに少しずつかすれていき、それがまた味わい深い。現代の完璧さとは違う、手仕事ならではの不完全さが、まるで時代を超えて語りかけてくるようです。

アンティークとしての魅力と実用性

アンティークとしてのショワジールロワは、現在フランス国内外の蚤の市やオンラインショップで見かけることができます。比較的手の届きやすい価格帯で、ティーカップやディナープレートなど、日常使いしやすいアイテムも豊富。

前回紹介したフランス食器リュネビルとの違い

リュネビルもショワジールロワはどちらもフランスの食器なのでどことなく雰囲気が似ているのですが、その違いを少しだけご紹介します!

違い

・リュネビルは、ロココ様式やナポレオン時代の影響を受けた華やかでエレガントなデザインが主流。

・ショワジールロワは、歴史的なシーンや動植物などテーマ性のある装飾が多く、物語性を感じるデザインが特徴。

どちらを選ぶべき?

・優雅さやロココ様式を求めるなら:リュネビル

・歴史的な雰囲気やテーマ性を楽しみたいなら:ショワジールロワ

どちらもフランスの文化と芸術を体現する名窯であり、アンティーク市場でのコレクションやインテリアとしても価値があります。気分に合わせてお気に入りの一品を見つけるのも楽しいですね!

個人的にも大好きなお皿なのですが、やはり実物をみるとうっとりしてしまいます‥。写真だけでは伝わりにくい雰囲気ももっていますので是非お店にお立ち寄りいただいた際にはゆっくり眺めてみてください🌹

次回もまだまだご紹介したい当店のアンティーク食器がございます!お楽しみに🕯️

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