
フリーランスのはじめ方講座#6 お金管理・確定申告の基礎
第6回は「お金」についてです。
フリーランスとして働き始めると、避けて通れないのが「お金の管理」と「確定申告」です。
仕事を取ることに集中していると後回しにしがちですが、ここを整えておかないと毎年2月・3月に大変なことになります。
今回は、経理の初心者でもわかるように、仕訳や帳簿の基本的な考え方をシンプルに整理してお伝えします。

なぜフリーランスはお金管理が必要なのか?
会社員なら、税金や社会保険料はすべて会社が処理してくれます。
しかしフリーランスは自分で「収入」と「経費」を記録し、確定申告で税務署に報告する必要があります。
お金管理を放置すると…
- レシートや領収書が山積みになって確定申告直前に大混乱
- 経費計上を忘れて余計な税金を払う
- 税務署から問い合わせが来て不安になる
こうしたトラブルを避けるために、日頃からシンプルに整理する習慣をつけておきましょう。
帳簿管理は「家計簿感覚」でOK
「帳簿」と聞くと難しそうに感じますが、基本は家計簿と同じです。
家計簿では
- 給料が入ったら「収入」
- 食費や光熱費を使ったら「支出」
と記録しますよね?
フリーランスの場合も同じで、
- 案件で得た報酬が「収入」
- 仕事に必要なお金(パソコン、書籍、交通費など)が「経費」
になります。
重要なのは、「経費」として計上できるかどうかを判断する点です。
仕訳をシンプルに理解する
仕訳とは「収入や支出を、どの項目に分類するか」を決める作業のことです。
例えば:
- クライアントから報酬が振り込まれた → 売上(収入)
- 電車で打ち合わせに行った → 旅費交通費(経費)
- デザインソフトの月額費用を払った → 消耗品費またはソフト利用料(経費)
つまり仕訳は、「これは何のお金か?」をラベル付けするだけ。
難しい簿記の知識を完璧に覚える必要はなく、フリーランスの基本項目だけ知っていれば十分です。

よく使う経費項目(フリーランス定番)
- 旅費交通費:打ち合わせや取材での電車代、バス代
- 通信費:スマホ代、Wi-Fi代
- 消耗品費:文房具、1年未満で使うPC周辺機器など
- 接待交際費:取材時の飲食代、打ち合わせでのカフェ代
- 新聞図書費:参考書籍、専門雑誌
- 地代家賃:事務所を借りている場合(自宅の一部を仕事用に使うなら按分)
👉 ポイントは「仕事に必要な支出であること」を説明できるかどうか。
帳簿の付け方は「3ステップ」で十分
- 領収書・レシートを取っておく → 経費の証拠になるので必ず保管。
- 会計ソフトやExcelに記録する → freee、マネーフォワード、弥生などを使うと自動仕訳も可能。
初めて確定申告する方にとってはfreeeが最も優しく、慣れている人にはマネーフォワードや弥生がおすすめです。 - 月ごとに合計を出す → 「今月はいくら売上があって、経費がいくら出ているか」を把握する。
この3ステップを繰り返せば、確定申告時に慌てることはありません。
確定申告の種類 ― 白色申告と青色申告
フリーランスが選べる確定申告には大きく2種類あります。
- 白色申告:記録が簡単、特別控除なし
- 青色申告:帳簿がやや複雑だが、最大65万円の控除あり
最初は白色申告でも問題ありませんが、長く続けるなら青色申告の方がお得です。
帳簿付けをソフトに任せれば、難易度はそこまで高くありません。
継続するコツは「仕組み化」
お金管理は「気合」ではなく「仕組み化」で乗り切るのがおすすめです。
- 事業用の銀行口座を分ける → プライベートと混ざらず、収支が一目でわかる。
- クレジットカードを仕事用に1枚作る → 経費管理が簡単になる。
- 毎月1回は記録の日を作る → ため込むと挫折するので、ルーティン化する。
まとめ
- フリーランスのお金管理は「家計簿感覚」でOK
- 仕訳=「これは何のお金か」をラベル付けするだけ
- 領収書を取る → 記録する → 月ごとに合計する、の3ステップが基本
- 青色申告は節税メリットが大きいので早めに検討
- 継続のコツは「仕組み化」
お金管理が整うと「今月いくら稼いだか」「どれくらい経費がかかっているか」がすぐにわかり、不安がぐっと減ります。
フリーランスを安心して続けるために、今日から少しずつ整えていきましょう。
【FOYER ALMA】フリーランスが集まる大船のコワーキングスペース

「家では集中できない」「ひとりじゃアイデアが行き詰まる」「今日は集中したい」「今日は人と話したい」
そんなフリーランスの悩みに応えてくれる場所が、大船にあります。
JR東海道線 大船駅から徒歩1分のコワーキングスペースFOYER ALMA(ホワイエアルマ)。
ここは、単なる作業スペースではなく、“人と人が自然につながる場所”。
仕事、学び、ちょっとした雑談まで、自由なスタイルで時間を過ごせるコワーキングスペースです。
ここを訪れる人の多くは、個人で働くフリーランスやクリエイターたちです。
それぞれ違う分野で活動しているけれど、自然と会話が生まれたり、コラボが始まったりすることもあります。
ドロップインでも、じっくり利用でも
- ちょっと気分を変えたい日のドロップイン利用
- 定期的に通いたい人向けの月額プラン
- オンラインミーティングもOKな半個室スペース
あなたの働き方に合わせて、柔軟に使えるのもFOYER ALMAの強みです。
こんな人におすすめ
- フリーランスで集中できる作業場所を探している
- 自宅以外の「第2の居場所」が欲しい
- 他の人の刺激やつながりがほしい
- 大船・鎌倉・湘南エリアで拠点を作りたい
もし大船で、あたたかく、ちょうどいい距離感のコワーキングスペースを探しているなら、ぜひ一度、FOYER ALMAを訪れてみてください。
鎌倉市「大船」駅 徒歩1分。
アンティークな隠れ家コワーキングスペース。
FOYER ALMA|ホワイエ アルマ
公式HP: https://alma-re.com/
Instagram: https://www.instagram.com/alma_re_space/
TEL: 0467-80-2896